【リバース1999】リメカップ窃盗事件とピクルスの元ネタ

リバース:1999
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実在したピクルスとリメカップ窃盗事件

Ver1.1「リメカップ窃盗事件」は実際に起きた事件を元にしており、また同じく1.1で登場する星6キャラの「ピクルス」も同事件が元ネタとなった事が判明しています。

リメカップ窃盗事件

ジュール・リメ杯(Wikipediaより)

1966年3月20日、イングランドで開催されるFIFAワールドカップの準備中、イギリスのロンドンで展示されていたジュール・リメ(FIFA第3代会長)の優勝カップが展示中に4人の警備をかいくぐって盗まれる事件が発生。ロンドン警視庁が総出を上げて捜索する事態となりました。

翌日21日、窃盗犯と思われる人物から1万5000ポンド(約277万)の身代金要求があり、引き渡し場所に現れた男を捕まえるも窃盗犯ではなくリメカップの発見には至らず。イギリス国内の著名人や企業も懸賞金を出すなど、多くの人が関心を持つ大事件へと発展していきます。

当時FAは「リメカップの盗難は国家の信用低下を招く」と国際問題への発展を危惧しており、実際にブラジルやフィンランドでは非難の声が上がっていた事から考えると、もしカップを発見できていなければ現在のサッカー界におけるイギリスの立場も大きく変わっていた可能性があります。

イギリス国内がカップを巡り大騒ぎとなる中、渦中のリメカップを発見したのは意外な人物でした。

偶然発見されたリメカップ

盗難発生から一週間が経過した3月27日、リメカップはサウスロンドンのアッパーウッドにある駐車場から発見されます。

pickles(Wikipediaより)

発見者は近所に住んでいたライターのデイビッド・コーベット氏と、その飼い犬ピクルス。散歩中に偶然リードが外れて逃げてしまったピクルスを追いかけると、停車している車のそばに置いてあった包みの匂いを嗅いでいたとのこと。デイビット氏が包みを開けると中から出てきたのは「勝利の女神ニケ」をあしらった本物のリメカップでした。

そのままリメカップを警察署へ届け出たデイビット氏とピクルスは一時容疑者として疑われましたが、アリバイを証明して無事解放。大問題となっていたリメカップを見つけたことにより一躍有名犬として国内外で報道され、イングランドが優勝した際には祝賀会にも招待されたとのこと。

また当時カップが発見されなかった場合に備えてリメカップのレプリカが作られており、現在でもマンチェスターの国立フットボール博物館にてピクルスの首輪と共に観覧が可能になっています。

なお最終的にリメカップを盗難した人物は逮捕されておらず、現在でも真相は不明のままです。

2018年、デイリー・ミラー紙によって犯人が判明したとの情報もありますが真偽は不明
The mystery of who stole the World Cup trophy in 1966 has finally been solved

リバースにおけるピクルス

神秘主義者の芸術作品、1960年代に展示、4年間展示、10月27日秋生まれ。グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国、グレーター・ロンドンにて展示

肝心のリバース1999におけるピクルスですが、実際の写真と見比べるまでもなくほぼそのままである事がわかります。同時開催の「リメカップ盗難事件」イベントと共に、星6キャラにしては珍しく元ネタが非常にわかりやすいタイプのキャラです。

ネタバレになるので画像は伏せますが、大陸版で実装済みの洞察2イラストではサッカーゴールの背景と共にリメカップに似た物も描写されています。ピクルスがめちゃくちゃ可愛いので必見。

大陸版の評価を見る限りバッファーとしても優秀なキャラになっているようなので、ぜひとも入手しておきたい所です。

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